会社には電車で通っている
私は働きたくない病にここ数年かかっていて、今も治る見込みがない。
リーマンショックで仕事を失って、関東に引っ越してきた。
10年経ちました
早いなぁ
東京で住んでいた時も埼玉に引っ越してからも、いつも私の心を癒してくれる存在がある。
富士山だ
何処かからか見えるのです
愛知県で育ったので、富士山を見るのはちょっとしたイベントだった。
新幹線に乗って富士山が見えた時は必ず写真を撮っていた。
初めて東京にアパートを借りて、アパートの前の道をバス停に向かって歩いていた時に、富士山と目があって、本当に感動しました
富士山が見えた日は、何だか朝からいい気分で、一日のモチベーションが上がりました。
埼玉に引っ越してからも、富士山が見えました。
電車から見えます。
仕事に行きたくないなぁと思っていても、朝富士山が見えると何だか頑張ろうと言う気持ちが湧いてくる。
しかし、今日は曇っていていつも電車から見える富士山は、どこにもいなかった
寂しいなぁ
そこにあるはずなのに、姿が見えない寂しさ。
今日は、ボチボチ頑張ろ
存在するだけでいいっていいなぁ
そこに存在するだけで、富士山は私に勇気をくれるのです
いいなぁ
次は見えるかなぁと
次の出勤日が楽しみになるので
見えても、見えなくても、良かったのだなぁと気がついたのだった